妻が怖い。でも子どもは妻に懐いている。自分が我慢すれば丸く収まる?
子ども気持ち相談男性
我慢では守れない部分があります。子どもの前で配偶者に暴力や暴言をふるうこと(面前DV)は、法律上は子どもへの心理的虐待にあたるとされています。つまり、あなたが黙って耐えても、子どもは同じ場面を見続けます。家庭を壊さずに動ける方法から書きます。
くわしく
「自分さえ黙っていれば、家庭は保てる」。そう考えて何年も来た人は多い。その判断を責める気はない。子どものために選んだことだからだ。
ただ、ひとつだけ知っておいてほしいことがある。
我慢では守れない部分がある
子どもの前で配偶者に暴力や暴言をふるうこと(面前DV)は、法律上「子どもへの心理的虐待」にあたるとされている[出典1]。
つまり、こういうことだ。あなたが黙って耐えても、子どもは同じ場面を見続けている。 我慢によって減るのはあなたが言い返す回数だけで、子どもが目にする回数は変わらない。
「懐いているから大丈夫」も、少し違う。子どもは、その場で嫌われない側につくことがある。懐いているように見えることと、平気であることは別だ。
だからといって、家を出ろという話じゃない
ここで「では離婚を」と続く記事が多いが、そうは書かない。選択肢は2つじゃない。
今日できることは、この順番だ。
① 子どもの前で言い返さない。ただし黙って耐えるのとは違う。 声が上がり始めたら、子どもを連れて場所を移す。別の部屋、外、コンビニでもいい。理由を説明しなくていい。「ちょっとジュース買いに行こう」で十分だ。その場から子どもを外すことが、いま一番効く。
② 後で、子どもに一言だけ言う。 事情の説明はいらない。長い話もいらない。
「さっきはびっくりしたな。お前のせいじゃないからな。」
子どもは、親の不仲を自分のせいだと考えることがある。これを外すためだけの一言だ。妻を悪く言う必要はないし、言わないほうがいい。
③ 一人で判断しない。 「これは相談するほどのことか」の判断は、こちらでしなくていい。それを聞くための窓口がある。
子どものことは、窓口が別にある
DVの相談窓口とは別に、子どものための窓口がある。
- 児童相談所虐待対応ダイヤル:189(いちはやく)(24時間365日・通話無料・匿名でもかけられる。一部のIP電話はつながらない)[出典2] → 公式
ただし189は通告の窓口で、かけると児童相談所が動くことがある。「まだそこまでは」と感じるなら、先にDV相談プラス(0120-279-889・電話は24時間)で、子どものことも含めて話すほうが現実的だ[出典3]。男性の相談にも対応していて、毎週日曜15〜21時は専用回線で受け付けている。
※番号・受付時間は変わることがある。かける前に各公式でも確認を。
我慢を続けたときに、何が起きるか
正直に書く。この形を長く続けると、あなたのほうが先に壊れる。眠れない、食べられない、仕事に集中できない。そうなってから子どもを支えるのは、いまより難しい。
子どものために自分を削る、という選び方は、途中で原資が尽きる。 だから、自分の状態を測ることも子どものための行動に入る。測り方は 妻が怖い、家に帰りたくない にまとめてある。
離婚や別居を考える段階になったときの、子どもへの影響と説明の仕方は 離婚は子どもにどんな影響がある? と 子どもにはどう説明すればいい? に分けて書いてある。今日読む必要はない。
- 出典1:子どもの前で配偶者に暴力をふるうこと(面前DV)は児童虐待防止法2条の心理的虐待にあたる:内閣府男女共同参画局「DVと児童虐待」 https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/dv-child_abuse/index.html 。2026-08-14確認
- 出典2:児童相談所虐待対応ダイヤル 189。通話料無料、匿名での通告・相談が可能、一部のIP電話はつながらない:こども家庭庁 https://www.cfa.go.jp/policies/jidougyakutai/gyakutai-taiou-dial 。児童相談所は24時間365日体制で対応:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/dial_189.html 。いずれも2026-08-14確認
- 出典3:DV相談プラス 0120-279-889(電話24時間/チャット12:00〜22:00/メール24時間受付)。男性の相談にも対応(毎週日曜15〜21時は専用回線で受け付け):内閣府「DV相談プラス」 https://soudanplus.jp/ 。2026-08-14確認
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お前だけじゃない
同じ道を通った男たちが、こんな記事・Q&Aも見ている。
この先のこと、先回りしておくか
今は関係なくても、知っておくと、いざという時に慌てないで済む。
一般的な情報であり、個別のケースの判断を示すものではありません。身の危険があるときは安全確保を最優先に、公的な窓口へ。